浅型排水トラップのデメリットは?キッチンで困る4つの場面

キッチンの排水トラップを浅型に替えたいけれど、「掃除は楽になっても、デメリットはないの?」と気になっていませんか。

 

深型から変えるなら、見た目のすっきり感だけでなく、ゴミのため方やシンク下の構造まで見ておきたいところです。

浅型が合うかどうかは、普段の使い方と、どこまで交換するかで変わります。

 

この記事でわかること
  • 浅型で不便を感じやすい場面
  • 深型・薄型との違い
  • ゴミ受けだけ替える場合と本体まで替える場合の違い

 

「浅型だから臭いやすい」と単純に決めつけず、まずは今の排水口とシンク下を確認。

自宅のキッチンに合う選び方を、順番に整理していきましょう。

 

キッチン排水トラップ、浅型のデメリットはどこにある?

浅型にすると必ず臭いやすくなったり、水が流れにくくなったりするわけではありません。

まず気にしたいのは、ゴミのため方や掃除の頻度が変わること。今の使い方に合うかどうかから見ていきましょう。

 

 

浅型でいちばん変わるのは、ゴミのため方

深型から浅型に替えると、まず違いを感じやすいのがゴミ受けの容量です。

浅型は底が浅いぶん、生ゴミをたくさんためておく使い方にはあまり向きません。

 

調理のたびにゴミを捨てる家庭なら気になりにくい一方、夕食後にまとめて片づけたい家庭では「思ったよりすぐいっぱいになる」と感じることも。

 

ただ、これは浅型そのものが使いにくいという話ではありません。

ゴミをこまめに捨てるか、ある程度ためてから捨てるか。普段の片づけ方との相性が大きいところです。

 

浅型を検討するときは、掃除のしやすさだけでなく、「今よりゴミを捨てる回数が増えても困らないか」も合わせて考えておきたいポイントです。

 

 

「浅型だから臭いやすい」とは決めつけなくていい

浅型のデメリットとして「臭いが出やすい」と紹介されることがありますが、浅い形だから必ず臭うわけではありません。

 

排水口には、下水の臭いや空気が上がってくるのを防ぐため、水をためておく部分があります。

これが封水(ふうすい)。

いわば、水でつくるフタのようなものです。

 

浅型と呼ばれる排水トラップでも、必要な封水を確保するようにつくられた製品があります。

そのため、見た目の深さだけで「封水が少ない」「臭いやすい」とは判断できません。

 

臭いが気になる場合は、浅型か深型かだけを見るのではなく、ゴミや汚れのたまり方、部品の取り付け状態、シンク下の配管まで切り分けて考えること。

 

交換を考えている段階なら、まずはゴミ受けだけを浅くしたいのか、排水トラップ本体まで替えたいのかを確認しておくと、この先の判断もしやすくなります。

 

排水口の底に水が残っていても、それ自体が汚れや詰まりとは限りません。

水が溜まるキッチン排水溝の掃除方法

 

 

浅型にすると不便を感じやすい4つの場面

浅型の使いにくさは、毎日のゴミ捨てや掃除の仕方によって変わります。

「浅型だからダメ」と考えるより、どんな場面で不便が出やすいのかを知っておくほうが選びやすくなります。

 

 

生ゴミをまとめて捨てたいとき

浅型のゴミ受けは容量が小さめ。

そのため、野菜くずなどが多い料理では、調理の途中でいっぱいになることがあります。

 

料理が終わるたびに捨てる習慣なら気になりにくいものの、1日分をまとめて片づけたい家庭では手間が増えることも。

ゴミをためない使い方が合うかどうかが、ひとつの分かれ目です。

 

 

ゴミ受けの表面がふさがったとき

浅型はゴミが広がりやすく、ネットや生ゴミで水の通り道がふさがれると、流れが遅く感じる場合があります。

これは「浅型の排水能力が低い」という意味ではありません。

 

ゴミ受けにたまったものが水を通しにくくしているケースもあるため、まずはゴミを取り除いて流れ方を見てみましょう。

 

 

シンク下から手入れする必要があるとき

浅型の排水口でも、トラップの形によってはシンク下に曲がった配管や点検用の部分があります。

普段のゴミ受け掃除はしやすくても、奥の詰まりを確認するときには収納物を出す必要が出ることも。

 

上から掃除しやすいことと、配管全体を手入れしやすいことは別と考えておくと分かりやすいです。

 

 

本体まで交換したいとき

ゴミ受けだけなら比較的替えやすいものの、排水トラップ本体となると話は変わります。

排水口の大きさだけでなく、シンク下の配管位置やホースのつなぎ方も確認が必要。

今の部品に合うか分からないまま外してしまうと、水漏れにつながることがあります。

 

浅型にしたい理由が「掃除を楽にしたい」だけなら、まずはゴミ受けの交換で済むのか確認。

トラップ本体や配管まで変える必要があるなら、無理に分解せず相談したほうが進めやすくなります。

 

 

浅型・深型・薄型は何が違う?名前より構造を見る

「浅型に替えたい」と思っても、実はゴミ受けだけを替える場合と、排水トラップ本体まで替える場合があります。

名前が似ていて少し分かりにくいところ。

まずは、どの部分の違いなのかを整理しておきましょう。

 

 

深型と浅型は、ゴミ受けだけ違う場合もある

キッチンの排水口を上から見ると、フタの下にゴミを受けるカゴがあります。

このカゴが深いものを深型、浅いものを浅型と呼ぶことがあります。

 

一方で、排水トラップ本体そのものを「浅型」と呼ぶ製品もあります。

ここがややこしいところ。

 

つまり、ゴミ受けが浅い=排水トラップ全体も浅い、とは限りません。

掃除を楽にしたいだけなら、ゴミ受けだけを替えられるケースもあります。

反対に、シンク下を広くしたい場合は、トラップ本体や配管の形まで見ないと判断できません。

 

今のキッチンが細い排水口で、長いカゴが付いている場合は、同じ感覚で浅型へ替えられるとは限りません。

細長い排水口のカゴを変えたいときの確認ポイント

 

 

薄型は、浅型とは別の仕組みとして考える

「浅型」と一緒に出てきやすいのが薄型の排水トラップです。

昔ながらのキッチンでは、排水口の下に大きな筒状のトラップが付いていることがあります。

 

薄型では、この大きな筒を使わず、シンク下の配管側で水をためて臭いを止めるタイプもあります。

見た目はどちらもコンパクトですが、仕組みは同じではありません。

 

比べるところ 深型 浅型 薄型
ゴミ受け 深め 浅め 製品による
ゴミ容量 多め 少なめ 製品による
シンク下 大きめの場合あり 小さめの場合あり すっきりしやすい
交換 仕様確認 仕様確認 配管確認が必要

 

「浅型にすれば収納が広がる」と思っているなら、ゴミ受けの深さだけを見るのは少し早め。

排水口の下にどんな部品と配管があるかまで確認すると、自宅で変えられる範囲が見えやすくなります。

 

 

 

浅型が合うキッチン、深型のままでもいいキッチン

浅型が使いやすいかどうかは、キッチンの新しさよりも普段の使い方で変わります。

掃除がしやすそうだからと替える前に、ゴミを捨てるタイミングや、何を改善したいのかを一度整理してみましょう。

 

 

ゴミをこまめに捨てるなら浅型と相性がいい

料理のあとにゴミ受けを空にする習慣がある家庭なら、浅型の容量の少なさはそれほど気になりにくいでしょう。

底が浅いため中まで手が届きやすく、汚れの様子も見やすいのが特徴。

生ゴミを長くためず、使ったあとにさっと片づけたい人には合わせやすい形です。

 

反対に「浅型にすれば掃除の回数まで減る」と考えると、少しイメージが違います。

浅型は汚れをためにくくするというより、こまめに捨てて洗いやすい形と考えるほうが近いでしょう。

 

 

まとめて捨てたいなら、深型が楽なこともある

野菜の皮や食材の切れ端をある程度ためて、食事のあとにまとめて処理しているなら、深型の容量が便利に感じることもあります。

 

浅型へ替えると、調理途中でゴミを捨てる回数が増える場合も。

せっかく交換しても、毎日の使い方と合わなければ小さな手間が残ります。

 

深型だから古い、浅型だから便利、と決める必要はありません。

今困っていないなら、深型をそのまま使う選択もありです。

 

 

シンク下を広くしたいなら、ゴミ受け以外も見る

「浅型にして収納を増やしたい」という場合は、排水口の上だけを見ても答えは出ません。

シンク下のスペースを取っているのが、大きな排水トラップ本体なのか、曲がった配管なのかで変え方が違うからです。

 

ゴミ受けだけ浅型に替えても、シンク下の形はほとんど変わらないことがあります。

収納を広げるのが目的なら、扉を開けてトラップ本体と配管の位置を確認。

そこで初めて、本体まで替える必要があるのかを考えていきましょう。

 

 

深型から浅型へ替える前に確認したいこと

浅型へ替えると決める前に、まず見ておきたいのは「どこまで交換するのか」です。

ゴミ受けだけなら話はシンプルですが、排水トラップ本体まで替えるとなると、シンク下の配管も関わってきます。

 

 

まずはゴミ受けだけ替えたいのかを決める

掃除のしにくさが気になっているなら、排水トラップ本体を替えなくても、ゴミ受けだけ浅型にできる場合があります。

ここを分けずに「浅型排水トラップ」を探すと、本来必要のない本体交換まで候補に入りがち。

 

まずは今の排水口を上から見て、不満があるのはゴミ受けなのか、シンク下まで含めた構造なのかを整理してみましょう。

ゴミ受けだけで済めば、工事の範囲もぐっと小さくなります。

 

 

排水口のサイズと形を測っておく

浅型のゴミ受けは、見た目が似ていても同じものが付くとは限りません。

確認したいのは、排水口の直径やゴミ受けが収まる部分の形。

古いキッチンでは現在よく売られている部品と寸法が合わないこともあります。

 

交換品を探すなら、外したゴミ受けを手元に置き、寸法を測ったうえでキッチンや部品の型番も確認。

「だいたい同じ大きさ」で選ばないことが、買い直しを避ける近道です。

 

 

本体まで替えるならシンク下も確認する

排水トラップ本体の交換を考えているなら、扉を開けて配管も見ておきましょう。

 

確認するポイントはこのあたりです。

  • トラップ本体の大きさと位置
  • 排水ホースや排水管のつながり方
  • 食洗機などにつながる枝管の有無
  • キッチンや排水部品の型番

 

見るだけなら自分でもできますが、接続部分を外すところからは別の話。

パッキンのずれや締め付け不足があると、水漏れにつながることがあります。

 

サイズや接続方法が分からない場合は、無理に分解せず、今の排水口とシンク下を見てもらってから交換方法を決めるほうが進めやすいでしょう。

 

 

ゴミ受け交換とトラップ交換、自分で触る範囲を分ける

排水口まわりは、自分で外して洗える部品と、取り付けに知識が必要な部分が混ざっています。

浅型へ替えたいときも、全部をDIYで進める必要はありません。

どこを替えるのかで作業を分けて考えましょう。

 

 

ゴミ受けなら、サイズと適合を確認して交換する

取り外して普段から洗っているゴミ受けなら、同じ形や寸法の浅型へ替えられることがあります。

ここで大切なのは、「排水口に入れば使える」と考えないこと。

 

直径だけでなく、フチの形や高さなども違います。

キッチンや排水部品の型番が分かるなら、対応する部品を確認してから選ぶほうが確実です。

 

また、排水口にはゴミ受け以外にも外して手入れできる部品がありますが、その範囲は製品ごとに違います。

取扱説明書で外し方が案内されている部分までを目安にすると分かりやすいでしょう。

 

 

排水トラップ本体の交換は、ゴミ受けとは別に考える

シンク下につながる排水トラップ本体を交換するとなると、作業は一段変わります。

接続部には水漏れを防ぐパッキンが使われていて、取り付け方がずれたり、締め付けが合わなかったりすると漏水の原因になることがあります。

 

メーカーによっては、排水トラップ本体や一部の接続部を利用者が外さないよう案内しています。

「浅型にしたいから、とりあえず今のトラップを外してみる」という進め方は避けたいところです。

 

 

水漏れがあるなら、浅型への交換より原因確認を先に

すでにシンク下が濡れている、接続部から水がにじむ、といった状態なら、浅型にするかどうかはいったん後回し。

排水トラップの破損やパッキンの劣化など、別の不具合が隠れていることがあります。

 

実際にメーカーでも、トラップや排水口パッキンの取り付けには専門知識が必要としている例があります。

 

ゴミ受けを替えたいだけなのか、本体や配管まで変えたいのか。

ここを分けると、自分でできる範囲と相談したい範囲がぐっと見えやすくなります。

 

 

まとめ|浅型に替える前に、変える場所を先に決める

キッチンの排水トラップを浅型にすると、掃除しやすく感じる一方で、ゴミをためられる量が減ったり、捨てる回数が増えたりします。

 

こうしたデメリットが気になるかどうかは、普段の使い方しだいです。

交換を考えるなら、まず「何を変えたいのか」を整理してみましょう。

 

  • ゴミ受けだけ替えたいのか確認する
  • 排水口のサイズと形を測る
  • 本体交換ならシンク下の配管も見る
  • 水漏れがあれば原因確認を先にする

 

掃除を楽にしたいだけなら、ゴミ受けの交換で済む場合もあります。

反対に、収納を広げたい、排水トラップ本体まで浅型にしたいという場合は、配管とのつながりまで確認が必要です。

 

自宅のキッチンに合う部品が分からない、本体を外す必要がありそう、といったところまで来たら無理に進めなくても大丈夫。

交換する範囲を見てもらい、必要な作業だけ相談すると判断しやすくなります。

 

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